News

共産党は参院選の選挙区で、現職がいる埼玉、東京、京都の3選挙区に注力したが、議席を維持できたのは東京だけだった。選挙戦では消費税率の5%への引き下げと将来的な廃止を訴えたものの、野党各党が減税を主張する中、埋没感は否めなかった。 衆院に続き参院でも自民、公明両党の与党過半数割れに追い込むと訴え、支持を呼びかけた。田村智子委員長は記者会見で「自民党政治に極めて厳しい審判が下された。新しい政治へ道が切 ...
任期満了に伴う奈良市長選は20日投開票の結果、無所属の現職仲川げん氏(49)が無所属の元市議山本憲宥氏(54)ら新人4人を破り、5選を果たした。財政健全化など4期16年の実績をアピール。多選の是非を問う声もあったものの、知名度を生かして幅広い支持を得た。 投票率は62・87%で、前回を11・95ポイント上回った。 山本氏は市議時代に所属した自民党を離党。自民市議の一部や公明、日本維新の会両党の市議 ...
2月に立候補を表明し、3月末で県議を辞職した小島さん。地元の桑名市以外での知名度は皆無で、選対本部長の岡田克也衆院議員や昨年の衆院選で初当選した下野幸助、福森和歌子両議員、所属していた県議会会派「新政みえ」の県議らとミニ集会や企業、団体回りを重ね浸透を図ってきた。
非改選の欠員1を補充する補欠選挙との「合併選挙」で当選者7人の内訳は国民2、自民1、立民1、公明1、共産1、参政1。 自民新人で五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏は知名度を生かし初当選。参政新人のさや氏、国民新人の牛田茉友氏と奥村祥大氏は党勢が追い風になった。公明新人の川村雄大氏や共産現職の吉良佳子氏は支持層を固め、立民現職の塩村文夏氏も議席を得た。 一方、自民現職の武見敬三氏は鈴木氏とすみ分けられ ...
悠々とトップ当選を飾った過去2回の選挙とは一転、午後11時前になって当選確実の報が届いた酒井庸行さんは「一生懸命、皆さんとともに走りました。皆さんが勝たせてくれた」と、事務所に集まった支援者に深々と頭を下げた。
党本部は愛知を「最重点区」と位置付け、斉藤鉄夫代表や西田実仁幹事長ら幹部が連日来県した。17日には元代表の山口那津男常任顧問が今選挙戦で3回目の愛知入り。劣勢をはね返そうとテコ入れを図った。 選挙戦の終盤に外国人政策が争点になると、「分断や対立をあおるような言説が見受けられる」「分断のない共生社会をつくる」などと訴えた。
参院選宮崎選挙区で、元県議の立憲民主党新人山内佳菜子氏が、自民派閥裏金事件に関係した現職長峯誠氏を下し、初当選を確実にした。宮崎選挙区で立民が議席を獲得するのは初めて。 事実上の野党統一候補の山内氏は立民や共産、社会民主党の支持層に浸透。地盤の宮崎市を中心に支持を広げ優位に戦いを進めた。 長峯氏は裏金事件の影響で公明党の推薦を得られず、衆院宮崎2区選出の江藤拓前農相のコメを巡る失言に対する世論の反 ...
沖縄選挙区では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対するオール沖縄が擁立した無所属新人の高良沙哉氏(46)が、自民党新人の奥間亮氏(38)との選挙戦を制した。高良氏は支持者らを前に「辺野古の問題は県民の中でとても心に引っかかっている。しっかり向き合っていく」と訴えた。
自民王国・富山で、自民以外の政党の公認候補が参院選選挙区で当選するのは1968(昭和43)年以来、57年ぶり。県内初の女性国会議員となる。 参院選での自民候補敗北は、「消えた年金」問題で全国的に惨敗した2007年以来18年ぶり。富山は有権者に占める党員割合が都道府県1位だが、衆参の選挙区5議席独占が崩れた。
20日投開票の参議院選挙で、滋賀選挙区は自民新人の宮本和宏さん(53)が当選を確実にした。滋賀選挙区には7人が立候補していた。 滋賀選挙区では、宮本和宏さん(自民新)が過去最多となる新人7人による激戦を制した。大津市内のホテルで「皆さまの声を国政に届け、日本社会を前に進めたい」と述べ、支援者らと喜びを分かち合った。 2019年の参院選では当時の自民現職が、野党共闘で擁立された無所属新人に惜敗。議席 ...
大幅に議席を減らした自民党の石破茂首相(党総裁)は「厳しい情勢だ。謙虚に受け止めないといけない」と険しい表情で語った。党が掲げた現金給付案を念頭に「非常に困っている家庭に、早く手厚い対策を打っていくということがなかなか理解を得られなかった」と、淡々と ...
32人が立候補した東京選挙区で初当選した参政党新人のさや氏(43)は、都内のビルに設けた会場で支援者らから盛大な祝福を受けた。「(当選した)実感が湧かない」としつつ、排外主義につながると批判された党のキャッチコピー「日本人ファースト」について「誤解を受けている」と主張した。 立候補のきっかけは、新型コロナウイルス禍で歌手活動を制限され、同業者が廃業する姿を目の当たりにしたことだった。政治と無関係で ...